ラジオの録音が全然お手軽じゃない。
ラジオが好きで、だいたい家にいる時は流しているんだけど特に好きなラジオ番組は録音してあとから聞き直したりもしている。だけど録音が楽にできなくて、もう少しどうにかなるんじゃないかと試行錯誤している。
ちなみにこの写真の端末は全てラジオを聞くことができる端末なのだが
録音に対応している端末はこの3種類のみ1つはカセットテープに録音する形式なのであまり使用しておらず、Sonyのラジオレコーダーが2つ。自動録音に対応しているのはこの2つで、手前の持ち運び可能なレコーダーは1万7千円、奥のレコーダーが据え置き機で2万6千円と高額なのだが、大体のメーカーでのラジオレコーダーとしては2万円代の値段帯になっている。1万7千円は安い方だ。
ラジオレコーダーを買ってしまえば問題ない訳ではなく、放送局と時間のスケジューリングをしているだけなので、番組名の保存がされないのだが普段から聞いている身としては「なくてもいいかも」という印象ではある。時間と放送局で「あの番組だ」とわかるし、録音した番組をまとめて上から聞いていくスタイルなので再生してから番組がわかるだけで問題はない。
しかし録音した音声データの持ち運びがしづらい点がある。iPhone等で聞くために音声データの書き出しには対応しているものの、USB接続やSDカード経由での移行、USB接続をすると番組録音が止まるので、書き出しするたびに接続するのが面倒でやめてしまった。元々は移動中に聞きたかったので写真奥の据え置き機を購入していたのだが、書き出しする手間をなくすために手前の持ち運び可能なレコーダーを買い増した経緯がある。「今日は録音ラジオを聞くぞ」と思った時だけレコーダーを持ち運ぶのでいつでも聞けるようになった訳では無いのがもどかしさがある。
録音の話に戻るが、自動録音を捨てても良いからもっと安くラジオの録音が出来ないかと調べてみるが、radikoのタイムフリーをダウンロードするアングラ的なアプリケーションはよく見つかるものの、他の良い方法は無いように思われる。昔ならカセットプレイヤーに付いているラジオで聞くのが普通だったから、カセットテープに録音してしまうのが通常のラジオの録音方法だったと文献には残っている(大げさ)。今ならタイムフリーがあるしわざわざダウンロードしないでストリーミングで聞ければそれで十分ではあるのかもしれない。
現代の身近なツールを使ってアナログ的な録音ができないかも試してみた
普通のラジオからの出力した音声をiPhoneのボイスレコーダーで録音した形。ICレコーダーやカセットレコーダーはもう各ご家庭には無いものなのだが、iPhoneなら1人1台もっているであろう。この形式ならAndroidでも良いはずだ。
用意するものとしては- ラジオ(音声出力すれば別のスマホでも良い、radikoアプリを再生でも)
- iPhoneやAndroid
- 両端がオスのイヤホンケーブル
- 4極タイプのイヤホンから入力と出力が別れているケーブル
録音するためには録音用のイヤホンジャックに刺す必要があるのだが、iPhone等のスマートフォンは録音と出力が一緒になった4極タイプのジャックを採用しているので4極から録音用のイヤホンジャックを切り分けてくれるケーブルが必要になる。
接続してしまえば録音は可能だが、録音した音声が聞こえない状態になっている。その場合には写真の2枚目のようにイヤホンの分配機を購入して接続すれば聞きながら録音することができる。
4極のケーブル以外は100円均一にでも行けば売っている。
他にもradikoからタイムフリーとして公開されている音声をダウンロードする事もできる。あんまり流布するものでもないので大まかに解説すると
例えばこのタイムフリーのURLにアクセスして
http://radiko.jp/#!/ts/FMT/20181125170000
再生ボタンを押す、停止。アクセスされたネットワークの一覧から「playlist.m3u8」を検索
このURLへのAuthTokenヘッダー値も確認
X-Radiko-AuthToken: hugehuge
上記の情報をffmpegで再設定してコマンド実行すればダウンロードができる。
ffmpeg -headers "X-Radiko-AuthToken: hugehuge" -i "https://radiko.jp/v2/api/ts/playlist.m3u8?station_id=FMT&start_at=20181125170000&ft=20181125170000&end_at=20181125175500&to=20181125175500&l=15&lsid=69742531969986906410954068522838861378&type=b" -acodec copy "安部礼司.ts"
radikoのダウンロード周りはすぐにシステムが変わるらしいので、いつまでこの手法が通用するかは不明です。
言わずものがな、録音データは個人的に楽しむためだけにしなければならない。
まとめ
- 技術があればradikoのダウンロード
- お金があれば録音機器の購入
- 手軽にやるならケーブル接続
になると感じている。カセットテープの録音を人類は経験しているのでケーブル接続も案外有りなのかもしれない。
だがケーブルが最低でも2つ必要だし、最新のiPhoneではイヤホンジャックがなくなったのでBluetoothで接続する必要がある。
Bluetooth接続をして録音をする目的の端末があれば便利かと思うのだが、そんな機器は無いらしい。需要が無いのだろうか、まだ見つかってないだけなのか。