✏️トンボ鉛筆8900と三菱鉛筆9800の違い

鉛筆の型番が謎だ。

日本の小学校に通っていた人であれば先生が使っていたぺんてるの赤ペンが欲しくなるし、赤鉛筆と青鉛筆が一緒になって両端を削っていく長槍の両方に刃が付いている両剣みたいな鉛筆を持っていて赤鉛筆の減りだけが早くなる経験と、「見たことある」鉛筆として緑色の鉛筆がある。

緑色の鉛筆の正体は「トンボ鉛筆8900」もしくは「三菱鉛筆9800」、三菱の方は深緑色で自分の小学校では明るめの緑色の「トンボ鉛筆8900」の方が良く覚えている。地域によるかもしれない。

8900なり9800なり、なぜこんな数字があるのか。メーカーが違うのに割と近い数字を使っているのはなぜなのか。調べてみたまとめになります。

比較写真

まず最初に比較写真。薄緑色の鉛筆がトンボ鉛筆8900です。

トンボ鉛筆8900の方が細く書けるが、薄い。三菱鉛筆9800は芯が柔らかく、なめらかに書けて濃さが強めにある。

製図用ではなく事務用鉛筆

ちなみに、鉛筆の種類は様々あり、製図用やイラスト用の高級鉛筆として「ユニ」「ユニスター」「MONO鉛筆」「スデットラー」などがあるが、今回取り上げるのは事務用鉛筆として販売されている文字を書くためだけを対象とした安価な鉛筆。安価故にLOFTや世界堂などの小売店に行っても普通は置いてない。街の文房具店やスーパーの文房具コーナーに置いてあればラッキーなレベル。小学校や会社などでまとめ買いするのが普通なんだろうか。8900と9800はほとんど同じ層に向けた商品になっているので比較しやすい。

製品ページ

  • トンボ鉛筆8900
    • https://www.tombow.com/products/8900/
    • 1945年発売
    • 価格480円
    • 2Hから2Bまで6硬度
    • 名前の由来
      • 【この名前の理由】 8900鉛筆
        黄色のパッケージにオリーブグリーンの軸でお馴染みの鉛筆「8900」は1945年に発売。愛称は“ハチキュー”です!
        「8900」の名前は、当時高級鉛筆として販売していた“8800”の後継品としてさらにワンランク上をいくモデルとしたことから“8900”と名付けられました。
        また、創立者がこの新しい鉛筆「ハチキュー」に「破竹(八九・ハチク)の勢い」で売れるようにとの願いを込めて“8900”にしたという話もあります(^_-)-☆
        おかげさまで願いが叶い、日本を代表するロングセラー鉛筆になってくれました♪皆さま、ありがとうございます(^-^)

  • 三菱鉛筆9800

 

型番の命名理由

トンボ鉛筆では型番の説明があったが、製品ページを見ただけでは型番がわからないので追加で調べた。

トンボ鉛筆8900は8800の後継品ということだが、8800は

世界の頂点、エベレスト山頂が約8800メートル。(正確には8849)そこにちなんだ8800

http://www.geocities.jp/kasutera717/enpt2.htm

だそうだ。

三菱鉛筆9800はいまいち謎だが、1946年発売ということでトンボ鉛筆を意識しての命名なのかも? (トンボ鉛筆8900は1945年発売)

三菱鉛筆9800の上位品である9000は

9000という型番は当時憧れだった、ドイツのファーバーカステル社の鉛筆なあやかったもの。9800の上位にあたる

http://www.geocities.jp/kasutera717/enpt2.htm

ということで、型番なんてあまり意識していないように思う。

まぁ、全宇宙すべての答えが42である事は分かっているので、そう言うものですね。

Amazonでの価格差

ついでにAmazonでの価格差。購入する選択肢として街のチェーン店での文房具売り場ではまず売っていないので、Amazonで買うのが手っ取り早い。

  • トンボ鉛筆8900-HB 1ダース
    • 333円
    • 1本 28円
  • 三菱鉛筆9800-HB 1ダース
    • 518 -> 350円 (なぜか安くなっていた)
    • 1本 43 -> 29円

鉛筆豆知識

調べていると他の知識も溜まってくる。別記事にまとめるほどでも無いので書き出しておく

  • 鉛筆メーカーの売り上げは鉛筆よりもボールペンの方が高い
  • 鉛筆業界は実は上昇傾向にある
    • 発展途上国で需要が上がっている
    • 海外メーカーが頑張っている
    • 日本のメーカーでの話は聞かない
  • 日本の文具業界は下方傾向
    • アイデア路線が主流
    • アイデア商品での輸出に活路があるらしい
  • TEDの「鉛筆が完璧な理由」動画は面白い

最後にトンボ鉛筆の宣伝動画を見つけたので貼っておきます。鉛筆は良いものですよ。

投稿者: soramugi

ラジオ好きが講じてお仕事に選んだ人。 webエンジニアなので「ラジオで寂しさを無くすシステム制作」をしています(ラジオ=音声コンテンツ)。 東京は立川によく出没します。

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