家から出たくない。お家大好きで布団の中にずっといたいし、布団の中でスマホをいじってTwitterのタイムライン監視、お気に入りの絵師さんのアップ画像を眺めたりNetflixやAmazonプライムで今期のアニメを見ながらソシャゲをして16時ぐらいに起きたいんだ。
実際可能だけどお腹が空くのはどうにかしておきたい。買いだめをして置けば良いんだけど、買いだめ出来る物はカップラーメンやお菓子などで、パンなんかは2~3日が限度だ。
欲を言えば既製品でパッケージを開ければすぐに食べられるものがいいが、料理ぐらいはできます、お家を出なくて良いのであれば料理をします。なかなかに楽しいですよ、料理は。
ある程度体の”だるさ”やお腹の調子を良くさせるために既製品ばかりではなく自炊した料理や、野菜を食べた方が良いという経験則がある。だけど、野菜なんてその日に食べないといけないし、冷凍野菜なんて根菜ばっかりで調理しやすい葉物はそれほど種類がない。彩りを考えてトマトなんて使いたいけどあんな水分の塊、あったとしても冷凍だとちゃんと食べられる気がしない。冷凍庫のサイズなんてたかが知れてるし。スーパーに売っている調理する食材なんて1週間持てば良い方で、そこまで日持ちがしない。
実は日持ちする食材はスーパーにちゃんと売っている。乾物だ。
乾物(かんぶつ)は、保存性や食味の向上を目的として水分を抜き乾燥させた食品の総称
根菜や豆、キノコ、昆布やスルメなんかが一般的だけど、ドライフルーツやナッツなんかも乾物に含まれる。うどんや蕎麦、パスタなんかも乾物に含まれると思われる。こいつらは半年は余裕で持つんだ。
乾物は「おばあちゃん家で出てくる茶色いやつ」という印象だったが、ドライフルーツやパスタも乾物だと知れば古臭い印象はなくなるかと思う。おばあちゃんは乾物を使って「買い物」を最小限に済ませる知識を披露していただけなんだ。上手に楽をしていただけなんだ。
日持ちがするという視点以外でも、乾物には3大うま味成分と呼ばれている「グルタミン酸」「イノシン酸」「グアニル酸」が含まれている。美味しいんだ。うま味成分を単体で摂取しても良いが、グルタミン酸とイノシン酸を組み合わせて調理する事でさらに美味しくなるので、乾物は通常の料理に組み合わせて”うま味”を引き立たせることができる。
参考: うま味の成分 | 日本うま味調味料協会
料理に使う以外にも、ドライフルーツやナッツならそのまま食べることができる。おやつや朝食にちょっとだけお腹を満たすのがおすすめだ。ドライフルーツやナッツなら上野アメ横にある「小島屋」が有名らしい。実際に行ったことがないが、ネット通販もあり色々な種類を安く買えて良いところらしい。大分前だがTOKYO FMの シンクロシティ で乾物特集をしていた回で紹介されていました。ドライフルーツやナッツのお店なので、女性がくることが多いんだとか。
参考: 小島屋|創業60年 上野アメ横 ナッツ・ドライフルーツ専門店
他にも乾物を自作することができる。乾物は水分を抜いてしまうので、どうしても体積が減ってしまう、大量に欲しい場合には自分で作ったり、通常は売っていないようなキャベツの乾物なんかも作ることができる。基本切って干すだけ、物によっては茹でたり下ごしらえが必要だけど、あまった食材を冷蔵庫に入れるんじゃなくて、実験感覚で干してみるのも良いですね。
この本は結構おすすめです。だけど1200円の本のはずなのに、今見たらせどりのせいで3200円ぐらいになってるので、別の本を買うのをおすすめします。
網は買ってみたけど、結構かさばるのでおすすめはしないです。最初はざるに置いて外に干しておくだけの形で小さく始めるのが良いと思います。慣れてきたり、もっと大量に作るのであればこの網を買ってみたり
実際に乾物を使うかと聞かれたら、朝は小腹を満たすために買い置きのナッツを食べて、煮豆とわかめをシーチキンで和えた副菜、ラーメンを茹でる時に乾物の棚にあるものを一緒に茹でてかさ増しして食べる。ショートパスタを茹でてトマト缶と混ぜてコンソメで味を整える、ぐらいだろうか。もっと乾物を使いこなしたくなってきた。
あと日持ちする、という目線で言うと缶詰もなかなか良い。トマト缶なんて1缶400gで100円で買える。これは絶対に使いこなしたい。焼き鳥とかおつまみ系の缶詰は割高なので頻繁に買うことはしないが、濡れ物が欲しい時にはちょうど良いんじゃないだろうか。
乾物は面白いですよ。家から出ないで済む方法の一つとして、知っておいて損はないです。